ツンデレちゃん!!
「早川さんっ!」
「……はい?」
「…あっ、あの……」
次の日不機嫌になって学校に行くと、同じクラスの女子ども数人が、あたしに声をかけてきた。
あたしはとにかくアイツが嫌で仕方ないので、授業が終わるとすぐに廊下に出るようにしていた。
「…あ、あのぅ……」
「なんですか? あたしになにかありましたか?」
全ての女子(莉緒は除く)に対しての敵対心は、中学のあの時からあたしの中にずっと存在し続けている。
もちろん今も。
だから、莉緒以外の女子とは話したことがなく、ていうか全員敵だと思っているから話すわけないんだけども。