ツンデレちゃん!!






「早川さんっ!」


「……はい?」


「…あっ、あの……」





次の日不機嫌になって学校に行くと、同じクラスの女子ども数人が、あたしに声をかけてきた。



あたしはとにかくアイツが嫌で仕方ないので、授業が終わるとすぐに廊下に出るようにしていた。





「…あ、あのぅ……」


「なんですか? あたしになにかありましたか?」




全ての女子(莉緒は除く)に対しての敵対心は、中学のあの時からあたしの中にずっと存在し続けている。


もちろん今も。



だから、莉緒以外の女子とは話したことがなく、ていうか全員敵だと思っているから話すわけないんだけども。






< 41 / 337 >

この作品をシェア

pagetop