ツンデレちゃん!!
だからつまり、
「……あ、あの…早川さん……」
………今のあたしは、きっと険悪な顔で、ガン飛ばしているに違いない。
近寄るなオーラも尋常じゃないだろうな。
その人は悪い人じゃないかもしれないのに、って思ったりもするけど、あたしはどうも、上手く割り切れなかった。
味方は莉緒だけだと思って、今日までやってきたわけだから。
「……あのっ、よければ、あたしと………その、あの……」
……うざったい。
うだうだされるのは嫌いだ。
「……ね、音々っ、今日はやめよ! 早川さん、気分悪そうだし…」
「早川さんっ、ごめんね‼」
「音々行くよっ」
うだうだ女子を1人を残して、残りの5人くらいの女子どもは廊下の向こうに走って行った。