ツンデレちゃん!!
「俺のこと『てめぇ』とか言うし、『バカやろう』とか『女子ども』とか」
なにが言いたい‼⁉
「べっ、別に、そんなのあんたに関係ないし‼‼ あたしがそれでいいと思ってんだから、口出ししないで‼」
「俺がよくない」
ヤツはあたしの腕をぐいっと引っ張った。
そして正面から、ぐっと顔を近づけた。
「早川だって、普通の女子だろ? だったら周りと同じように、女子らしくしろよ」
あまりにも真剣な目で真正面から言われ、あたしはふいっと顔を背けた。
「…俺が好きな女には、女らしくしてほしいわけ」
なっ、なにサラッとそんなこと言う⁉
「…ほら、すぐ赤くなるとこはちゃんと素の女子なんだからさ、普段も女子らしくいればいいのに」