絶滅危惧種『ヒト』
でも……
そう言われて考えてみると、確か朋美の母は、うちのお母さんと同い年だったと思う。
それなら、タカ叔父ちゃんとは4歳しか変わらない。
タカ叔父ちゃんもバツ1だし、どうせなら朋美のお母さんと付き合ったほうが良いんじゃないのと、梓は思った。
(まぁでも、若い子の方が良いよねぇ~)
それにタカ叔父ちゃんは、話をしていても違和感を感じないほど、若者の会話についてこれるから、朋美と付き合っても上手く行くかもしれない。
ただし、ずっと日本にいなかったから、最近の流行とかはまったく知らないけど。
朋美とは小学校からの付き合いだけど、一度も男の子と付き合ったことがないのを知っているし、
ずっと朋美が彼氏を欲しがっているのも知っているから、もちろん応援してやりたいけど、
相手が自分の叔父さんって言うのがやはり引っかかるのだ。
自転車を漕ぎながら、笑顔で話しかけてくる朋美が、何だか今日はいつもより、少し大人びて見えた。
そう言われて考えてみると、確か朋美の母は、うちのお母さんと同い年だったと思う。
それなら、タカ叔父ちゃんとは4歳しか変わらない。
タカ叔父ちゃんもバツ1だし、どうせなら朋美のお母さんと付き合ったほうが良いんじゃないのと、梓は思った。
(まぁでも、若い子の方が良いよねぇ~)
それにタカ叔父ちゃんは、話をしていても違和感を感じないほど、若者の会話についてこれるから、朋美と付き合っても上手く行くかもしれない。
ただし、ずっと日本にいなかったから、最近の流行とかはまったく知らないけど。
朋美とは小学校からの付き合いだけど、一度も男の子と付き合ったことがないのを知っているし、
ずっと朋美が彼氏を欲しがっているのも知っているから、もちろん応援してやりたいけど、
相手が自分の叔父さんって言うのがやはり引っかかるのだ。
自転車を漕ぎながら、笑顔で話しかけてくる朋美が、何だか今日はいつもより、少し大人びて見えた。