絶滅危惧種『ヒト』
生まれて初めてのキスに、朋美は興奮して訳が分からなくなってしまった。
一気に好きという気持ちが込み上げて、抑えが聞かなくなってしまったのだ。
唇を離して見詰め合う。
「あの……」
「ん?」
「初めてなんです。優しくしてくださいね」
潤んだ目で見つめられて、孝明は一瞬言葉を飲んだ。
「いいの?」
「あの……知り会ったばかりの人とこんなことになって、軽い子だと思ってるかもしれませんけど、本気なんです」
「朋美ちゃん……」
「こんな気持ち初めてなんです。だから……」
「分かってるよ。有り難う」
また二人の唇が重なる。
そして朋美は、出会ってまだ二日目の彼と結ばれた。
そしてその後自宅に戻った朋美は、母と顔を合わせたとき、なぜか胸が痛んだ。
そして母に何をしていたのかと聞かれた朋美は初めて嘘をついてしまった。
すぐにお風呂に向かうと、服を脱いで湯船に浸かる。
さっきまでの行為を思い起こし、朋美は胸を焦がした。
その身体の中で、ゆっくり……。ゆっくりと、目には見えない小さなモノが、増え始めていた……。
一気に好きという気持ちが込み上げて、抑えが聞かなくなってしまったのだ。
唇を離して見詰め合う。
「あの……」
「ん?」
「初めてなんです。優しくしてくださいね」
潤んだ目で見つめられて、孝明は一瞬言葉を飲んだ。
「いいの?」
「あの……知り会ったばかりの人とこんなことになって、軽い子だと思ってるかもしれませんけど、本気なんです」
「朋美ちゃん……」
「こんな気持ち初めてなんです。だから……」
「分かってるよ。有り難う」
また二人の唇が重なる。
そして朋美は、出会ってまだ二日目の彼と結ばれた。
そしてその後自宅に戻った朋美は、母と顔を合わせたとき、なぜか胸が痛んだ。
そして母に何をしていたのかと聞かれた朋美は初めて嘘をついてしまった。
すぐにお風呂に向かうと、服を脱いで湯船に浸かる。
さっきまでの行為を思い起こし、朋美は胸を焦がした。
その身体の中で、ゆっくり……。ゆっくりと、目には見えない小さなモノが、増え始めていた……。