誠の華‐此処にいる幸せ‐
「まだ死なねぇよな。おい、返事をしてくれよ」
土方は音愛を抱える。
「お願いだ。目を覚ましてくれよ」
そっと土方はキスをする。願いを込めて。
「……?」
「音愛!?」
「としさん、死んでない。」
「音愛。良かった」
奇跡は起きるものでない。起こすものだ。
愛しい人を助けるために我を犠牲にする。そんなことが平和なこの世で出来るだろうか。
……出来ない。
「お前をはなさない。永遠の愛をお前にやるよ。」
愛しい人のそばにいることが、それだけで、生きてる意味になる。
貴方を愛してるーーーーー。