誠の華‐此処にいる幸せ‐
優しい鬼
土方の部屋を相部屋にすることになった。
「んっ――‐‐?」
「起きたか。」
「ここ誰の部屋ですか!!」
「俺の部屋だがどうした?」
「どうして私がここにいるんですか!」
「部屋がないから相部屋にすることになった」
「えぇぇぇっっっっっ!?」
「不服か?」
「ぃ、いえ」
(だって美男子だもん。心臓持たないよ)
土方だってよく見たら…いや、よく見なくてもイケメンだ。
「この部屋には布団が一つしかないんだがどうする?」
「ぇ………?」
「一緒に寝るか」
「ぇ…ぅぁ……?」
「嘘だ、お前はここを使え。」
「土方さんは?」
「大丈夫だ。」
確かにもう春が来るので大丈夫だろうが、心配はしてしまう。
「いぃ…す……いっ…でも」
「んっ?」
「一緒に寝ても良いです」
「はぁぁぁああ?」