誠の華‐此処にいる幸せ‐
それから数日後、双子の誕生日がきて、4歳になった。
「おめでとう」
「「ありがとうございます」」
「なにかほしいものはあるか?」
「「ないっ」」
「おいっ。なんかあるだろ?」
「ないよ」
「ないよな」
「あのなぁ。」
「本当にいいの?」
「「うんっ」」
四人でごちそうをたべてすごした。
「産んでくれてありがとう」
「ありがとうございます。母さん。父さん」
音愛は少し泣いてしまった。
歳三は二人の頭をわしわしして笑っていた、