誠の華‐此処にいる幸せ‐


少しして白拍子の衣装を着て音愛が戻ってきた。

「……?」

『咲く花は 幻の夜に 消え散って 治癒の桜が 咲き誇りけり』

山南の傷が光だした。

「……」

『我の思い 神に誓いし 愛しひと 守られん』

山南がゆっくり口を開けた。

「ありがとうございます。音愛さん………?」


急に音愛が倒れてしまった。


「音愛さん!!!」


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