誠の華‐此処にいる幸せ‐

狂い桜の華



自動車のある優れた科学知識のある平成。京都に一人の高校生が住んでいた。


白姫 音愛 (しらひめ のあ)
彼女は京都の歴史ある旅館、白姫院の跡取り娘である。旅館と言っても、日本に30店舗あるホテル・旅館の有名な会社の跡取り娘だ。だが、母方の祖母がやっている神社、風桜神社で白拍子をしており、不思議な力をもつ。


こんな暮らしをしているが音愛は人間関係に冷めていた。平和なのになぜ争うのか不思議で堪らなかったのだ。


音愛の祖母の神社には冬に花が咲く狂い桜の樹があった。


弍百年前からあると聞いたことがある。


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