誠の華‐此処にいる幸せ‐
宴と始まり
次の日の夜。池田屋事件で幕府から報償金が出たため、幹部のものたち数名で飲みに来ていた。
「よくやったよな。つか音愛すげぇな。治癒能力なんて。まぁそのお陰で俺は生きてるんだけどな」
ぽつりぽつりと平助が喋る。
「貴方たちは…気持ち悪がらない…んですか?」
「そんなことはありません。皆感謝しているよ」
沖田も呟く。
「私は…仲間になれましたか…?」
「「「「「もちろん」」」」」
音愛は皆の優しさに泣いてしまった。