誠の華‐此処にいる幸せ‐
深まる絆
慶応三年3月ーー‐
時代が動こうとしていた。
伊東 甲子太郎が発展的な分離と言うことで隊をわると言い出した。
(ここで平助くんがついていくはず)
だが結果は思わぬ方に進んでいった。伊東氏が何者かによって暗殺。御陵衛士の件は無くなった。
(うそ…?)
慶応三年11月ー‐
大政奉還により政治の中心が朝廷に戻り新しい時代を迎えた。
その頃、沖田の病はひどくなっていた。だが、沖田は音愛の治療を断り続けた。
「もっと酷くなってからね。」
「でも…」