誠の華‐此処にいる幸せ‐
桜咲乱れ
桜咲乱れる中春。
警士新撰組の幹部は花見に来ていた。
「そうだ。音愛普通に白拍子の舞を見せてよ」
平助が無邪気に言う。目を輝かせて。
「わかった。着物に着替えてくるね。」
「「「「「「おう」」」」」」
少しして音愛が帰ってきた。
すぅ…………
『契りきなかたみにそでをしぼりつつすえの松山波こさじとは……………』
「百人一首ですか」
「どういう意味なんだ」
山南と土方が話している。
「約束したね。互いに袖の涙を絞りながら末の松山を波がこさないように決して変わりはしないとね………ですね」
「………///」
意味をわかって土方は照れている。この歌は恋の歌なのだ。
「普通の未来の歌って歌えるの?」
平助の質問に頷いた。
「うたって☆」
「゙誠のはな゙にします」
『哀しみの先に何が待ってるの
苦しみの先に何を抱えるの
私が君の天使なら君は私のknight
この人々の中でも君を探しだした
愛は誠の花を咲かせる
もし散ってしまっても必ず君を探す
誠の花を信じて―――‐‐』