誠の華‐此処にいる幸せ‐

奏桜歌



子供が生まれるのは春頃になるらしい。凄く順調だ。秋の夕暮れを二人で見ていた。

「歳さん…」


「なんだ?」


「この私で良かったんですか。未来から来た女子何かを妻にしても…」


「何いってやがる。お前がいたから俺は己を信じて突き進めるんだ。」


「こんな私が幸せになっても良いんですか?」


「良いんだよ」

「未来での生活なんて楽しくなかった。いつも同じことの繰り返し。幕末に翔んでからは自分らしくなれた。それは貴方のお陰かもしれない。」


「俺も、こんなに大切にしたいやつができたのは初めだ。」


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