誠の華‐此処にいる幸せ‐
ぶじに宴は終わったが、幹部だけの宴会が始まった。珍しく土方も飲んでいる。
「今年ももう終わりだな」
「そうだな」
「来年も暴れるぜ。」
「止めてくれよ」
「……」
今年最後の宴会に浸っていた。
「歳と音愛ちゃんは式をあげないのかい?」
「「////!?」」
話を切り出したのは近藤だった。
「あげませんよ。そばにいられるだけで幸せです。」
「………」
このとき幹部のほとんどが羨ましがっていた。
(歳は幸せ者だな)
こうして幕を閉じた。
…………多分。