誠の華‐此処にいる幸せ‐

新しき命



春中旬―――‐‐

「春だなぁ…」


音愛は屯所の掃除をしていた。


「うっッッ……………」


お腹にすごい激痛が走った。出産のときが来たのだ。


「のあちゃん……?」


始めに見つけたのは平助だった。


「医者をよんで。おね…が……い…」


平助は走り出した。


「土方さぁぁぁああん」


「どうした?」


平助は土方に事情を言い医者を呼びにいった。


「うっッッ………はぁ……ぁ…」



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