私の隣の幽霊くん。
彼の“本物”の笑顔にどうやら私は弱いらしい。
こんなの本物のファン達が見たら胸キュンでショック死するじゃないかな…。なんて。
「だからとりあえず成仏するまで宜しく」
「…え?…はぁ?!」
彼は楽しそうにそう言い放ちベットにゴロンと寝っころがった。
なんだか綺麗に彼に丸め込まれた気がして、もうこれ以上何か言っても勝てる気がしなく、私はしぶしぶ承知することにした。
なんか凄い成り行きで、学校一のモテ男(幽霊)と、彼が成仏するまで同居することになりそうです……。