私の隣の幽霊くん。
「あ、安心して」
「安心?」
「お前の身体、さっき見たけど、好みじゃないから襲うことないから、安心して」
…。
さっきって…、制服から私服に着替える時…?
それをまさか見られていたなんて知らなかった私の顔は、トマトのように真っ赤になり、恥ずかしさと怒りで頭がパンクしそうだった。
普段、爽やかで、そんなこと一欠片も思っていなさそうだった彼に平然と下ネタを言われるなんて。
「早く成仏して!!!」
これが今の私の本音です。