私の隣の幽霊くん。
彼との同居生活。
【彼との同居生活。】
次の日の土曜日。
夕方六時過ぎから始まる辻谷那央のお通夜。
天候にも恵まれ、夜空には満天の星空が散りばめられていた。
クラスの誰かが、那央が私達のために沢山の星を持ってきてくれたのかな、って涙ぐみながら言っていた。
二日前の私なら、一ミリくらいならそうかもね、と思ったかもしれないが、今はそれを聞いて心の中で「それはない」と即答してしまった。
そんなことを言える理由は、
その辻谷那央と昨日、幽霊として出会ってしまったこと、彼の本性を知ってしまったこと、そして何故か謎の同居を始めてしまったこと。