私の隣の幽霊くん。
彼に丸め込まれ、初めて彼と一夜を過ごしたが、何事もなく。寧ろ、朝起きたら彼の姿はなく、それから今日一日姿を一度も見ていない。
同居を始める時に言われたあの言葉。
『お前の身体、さっき見たけど好みじゃないから襲わないから安心して』
的なこと言われたけど…、
今思い出してもはらわた煮え繰り返る程の怒りを覚える。
こっちだっていくらイケメンでも幽霊に襲われたって嬉しくないわい!!寧ろ襲われたら恐怖体験だわ!!
お寺の入り口のクラスで集まっている場から少し離れて地面を三回ほど足で踏みつけて怒りを収める。