私の隣の幽霊くん。


そんな彼女の言葉に反対する人はいなく、いつも彼女の悪口を言っていたクラスの中心の女子達も涙を流しながら頷いていた。


「…那央の好きだったものたくさん持って行こうぜ…」


そう静かに呟いたのは、チャラ男で有名な戸川 隼人(トガワハヤト)。


彼とは結構絡んでいたのを見た事がある。でも私は勝手に戸川隼人が彼を妬んでいるとばかり思ってた。


そう思ってた理由は、絡みながらも彼に対してトゲのある言い方をちょくちょくしていたから。


でも、皆の前でそう言う事を発言するって事は、私の思い違いだったのかも。


    
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