妄想ガールの王子様
春田くんの撮影が終わった後、日野くんは
『何だかすがすがしい気分なので
2人にジュースをおごってやる!』
と言って近くのコンビニに行ってしまった。
「いいのが撮れたかな?」
「うん。手ごたえはあるよ。
小林さんのお蔭」
「?……わたし何にもしてないよ」
「いや、小林さんがそばにいるだけで何と言うか……上手く言えないけど気分がいいんだ」
春田くんはそう言って目を細めた。
やっぱり春田くんの目はきれいな色だ。
チョコレートを溶かしたような甘い色。
この目を見ていると自分まで溶かされてしまいそう……。
そんな事を考えている自分が恥ずかしくなって彼から目をそらした。
「小林さん……あのさ
小林さんのこと名前で呼んでもいいかな?」
『何だかすがすがしい気分なので
2人にジュースをおごってやる!』
と言って近くのコンビニに行ってしまった。
「いいのが撮れたかな?」
「うん。手ごたえはあるよ。
小林さんのお蔭」
「?……わたし何にもしてないよ」
「いや、小林さんがそばにいるだけで何と言うか……上手く言えないけど気分がいいんだ」
春田くんはそう言って目を細めた。
やっぱり春田くんの目はきれいな色だ。
チョコレートを溶かしたような甘い色。
この目を見ていると自分まで溶かされてしまいそう……。
そんな事を考えている自分が恥ずかしくなって彼から目をそらした。
「小林さん……あのさ
小林さんのこと名前で呼んでもいいかな?」