妄想ガールの王子様
「おーいっ!そこのお二人サン!
花火しないの~?」
この底抜けに明るい声は……!!
「日野くん!?」
「日野!?」
わたし達が同時に彼の名前を呼ぶ。
「なーにイチャついてんだよ!
花火しよーぜぃ」
わたしは慌てて春田くんから離れてこちらに手を振る日野くんを見た。
「お前……金魚のエサはどうしたんだよ?」
春田くんが呆れたように聞く。
でもその声には優しさが含まれている。
それは日野くんも感じたようで彼は軽く笑う。
「メールで妹に頼んだ!
つーか俺がいない間に二人で何やってたんだよ~」
その声はすべてを分かっているような響きが含まれていた。
もしかして日野くんはわざとわたし達を二人っきりにしてくれた……?
花火しないの~?」
この底抜けに明るい声は……!!
「日野くん!?」
「日野!?」
わたし達が同時に彼の名前を呼ぶ。
「なーにイチャついてんだよ!
花火しよーぜぃ」
わたしは慌てて春田くんから離れてこちらに手を振る日野くんを見た。
「お前……金魚のエサはどうしたんだよ?」
春田くんが呆れたように聞く。
でもその声には優しさが含まれている。
それは日野くんも感じたようで彼は軽く笑う。
「メールで妹に頼んだ!
つーか俺がいない間に二人で何やってたんだよ~」
その声はすべてを分かっているような響きが含まれていた。
もしかして日野くんはわざとわたし達を二人っきりにしてくれた……?