妄想ガールの王子様
「具合でも悪いの?」

「だ、大丈夫!!なんでもないからっ!」

わたしは慌てて日野くんから離れる。

うわー!いきなりおでこを触るなんてさすが日野くん。

女の子に慣れてるなぁ。

「んじゃ、始めようか?」

「うん」

わたし達は取りあえず日陰の草取りから始めた。

梅雨時期から一気に伸びた草に格闘するわたしたち。
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