妄想ガールの王子様
「あはは、冗談だよ。でも昔年上の人と付き合ってたんでしょ?」
「え~?何その話」
「一年の頃、放課後になると真っ赤な外車に乗った美人が迎えに来てたって女の子の間で騒ぎになってたよ?知らないの?」
「真っ赤な外車……?……それ姉ちゃんだわ」
「お姉さん!?」
「うん。俺の姉ちゃん人使いが荒くてさー。去年まではしょっちゅう買い物に付き合わされてたんだ。もちろん、荷物持ちとして」
日野くんは思い出したようにため息をつく。
「今は金持ちの旦那捕まえたから俺は解放されたんだけどね」
「え~?何その話」
「一年の頃、放課後になると真っ赤な外車に乗った美人が迎えに来てたって女の子の間で騒ぎになってたよ?知らないの?」
「真っ赤な外車……?……それ姉ちゃんだわ」
「お姉さん!?」
「うん。俺の姉ちゃん人使いが荒くてさー。去年まではしょっちゅう買い物に付き合わされてたんだ。もちろん、荷物持ちとして」
日野くんは思い出したようにため息をつく。
「今は金持ちの旦那捕まえたから俺は解放されたんだけどね」