妄想ガールの王子様
「俺も好き!あ、小林さんにお土産買ってきたよ」

「え!?ありがとう!」

わたしは小躍りして春田くんからお菓子の詰め合わせを受け取る。

「ちょっとお二人さーん?
俺の存在忘れてない!?」

わたしと春田くんの間にズイっと日野くんが割り込む。

「あ、悪ィ……日野、久しぶりだな」

「おう。……ハルも元気そうだな」

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