甘い彼に満たされて
でもこのままだと遅刻しちゃう…どうしよう…。
腕を振り払うか払わないか真剣に悩んでいると、困った私に気付いたのか、スッと腕を離してくれた。
「じゃあ行こうか。」
優しく微笑んでくれる彼に頷いて、学校に向かった。
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緩やかな坂を上ると、、私達の通う学校に着いた。
名前は、坂上高等学校。
まさかの名前だよね…。
場所をそのまま…。
私も最初聞いたときはびっくりしたよ。
「何渋い顔してんの?」