甘い彼に満たされて
渋い顔!?私今そんな顔してたの!?
でも学校の名前について考えて渋い顔…なんて言えないよ。
よしここは誤魔化そう!
「んー、何でもないよ!!」
「そっか。俺もう行くけど今日も友達待つの?」
「うん。そうする。」
私は毎日、昇降口で友達と待ち合わせして教室に行っている。
最初のころは悠也も一緒に待つって言ってくれていたんだけど、さすがに毎日付き合わせるのは悪いと思って断ったんだ。
「じゃあまた昼な!」
そう言って悠也は教室に向かって歩き出す。