甘い彼に満たされて
教室にたどり着き、自分の席に座る。
イジメっていうと、机とかに落書きみたいなイメージあるけど、コソコソしたものだから、目立つ机とかに色々されなくて、私としては有り難い。
「美杏~、宿題やった?」
恵が、私の隣の自席に座り、話しかけてくる。
「やったよ!」
「マジ!?見せて!!」
お願いします!!っと大きな声で叫ばれたら、もう見せないわけにはいかない。
「はい、どーぞ。」
まあ、最初から見せてあげるつもりだったんだけど…。