甘い彼に満たされて




美杏が階段から落ちてから、1週間がたった。



だけど、美杏は一向に目をさまさない。



腕には点滴が繋がれ、顔も青白いままだ。



「美杏…。」



俺は、視線を恵梨さんから美杏に向けた。



名前を呼んでも、返事が帰ってくることはない。



わかっていても…



正直辛かった。




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