れんあいノート〜短編集〜
麻日はいつもギリギリにくる人だから、結構待たなきゃいけないなーと思っていると、後ろから麻日がヒョコッと出てきた。
「おはよー、早いね」
「麻日も…いつもギリギリなのに」
いつも待たされている分ちょっと皮肉を込めて言ってやった。
「いやー、今日クラス発表でしょ??気になっちゃって!!」
(わたしの皮肉は無視ですカイ!)
「そーだよね。じゃ、早く行こ!!」
わたしは心の中で毒づきながら、学校へ向かった。