時代なんて関係ないッッ!!~新選組と人間不信の現代少女~
しばらく屯所内を歩いていたが見つからない。ふと、縁側に座り込むと、、、
居た。俺が探してた彼女は庭に裸足で木にもたれかかって気持ちよさそうに寝ていた。

土「ったく、風邪でも引いたらどぉすんだよ。」

彼女はとても軽かった。抱き上げても熟睡していて全然気づいていない。
俺はフッと笑い、

土「ゴメンな。翔空。」

と言って部屋へ運んだ。体は少し冷えていた。俺は彼女を温めるように抱きしめた。折れそうに細いその体を。

土「夕飯時までもう少し寝かせてやるよ。」

俺は静かに部屋を出た。
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