キミへの思い



入学式も無事?に終わりクラス発表の張り紙を見に行く桜。


「ま…み…み、水沢。あった!」
「えっどこー?」
「んーっと、1-Aだよ。」
「結希は〜?」
「一緒だよ。うちも1-Aだよ。」
「ホントー?やったぁー!!」

桜は親友の藤本 結希(ふじもと ゆき)に抱き付いた。


「んもー桜じゃま!はやく離れて。」
「だってまた結希と同じクラスなんだよー!ほんと嬉しい!」
「もーわかったって。」
「えへへ〜」

結希は溜息をついた。

ふたりは小学校からほとんど同じクラスだった。
桜は明るく可愛いため男子、にかなりの人気があった。
一方の結希も身長170cmと背が高くかなりの美人だった。

桜は誰にでも優しくするため、好意を寄せる輩も少なくはなかった。
しかしその度に結希が守ってきたのだ。


(はぁ、うちが男でも絶対この天然ちゃんを好きになるなぁ。まぁ親友でよかったかなっ!)

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