キミへの思い


結希が心の中で悩んでいるなか、桜は周りに笑顔を振舞っていた。


(いい加減、だれか桜を守れる人居ないかなぁ…。さすがに高校までは守れないよね)

小、中学校の頃は周りも大人しかった。しかし3年の終わり頃から急に告白しようとする男子が増えてきたのだ。

皆、我がものにしようと必死になってアピールするのだか、そのたび結希が阻止していたのである。


「桜、いま好きな人いないの?」
「えっ、好きな人?えっと、まだあんまりそういうのには興味ないかな。」
「そろそろ一人くらい付き合ってみたら?けっこうイイ男子多いみたいだし。」

ふたりは廊下でそんな話をしながら自分たちのクラスである1-Aを目指して歩いていた。

< 5 / 5 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

公開作品はありません

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop