【完・短編】好きだよ、祥ちゃん。




ハア……ハア……ハア







一階から四階まで一気に階段を駆け上がる。








だって私には









『遅い、里桜』








貴方が待ってる。







確信にも似た気持ちがあったから。






会いたくなかったはずなのに、私はやっぱり。





祥ちゃん。





どんな時も貴方に会いたいみたい。







「何、こんな所に呼んで」







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