また あした
第1章 はじまり。
やみ
Side美愛
真夜中のコンビ二。
人生楽しいわけでも苦しいわけでもない。
つかれただけ。
ただ、言われるがままに生きる人生。
コンビニの前に立ち尽くす私。
突然、10代後半の男に「遊ばない?」と声をかけられた。
断る理由もなく、男についていった。
車に乗り込むと、数人の男が一斉にこちらを向いた。
と、気づいたころにはもう押し倒されていた。
叫ぼうとすれば口を押えられ、拒んでも男たちの力には勝てず。
怖くて怖くて力が入らなくなった。
どうしてあたしが。
どうしてこんな目に?
疑問ばかりうかんだ。
あぁ、これがあたしの運命なんだ。