また あした
・・・・・・・・・・・・。
え、え?
今なんて?
聞こえなかったんだけど?
っていうか、もう一生聞きたくないんだけど?!
き、聞き間違いだよね、うん。
きっとそうだ!絶対そうだ!
よし。
「は、はい?」
「お前聞こえてただろう?」
「・・・・・・」
あたしが黙り込むと、先輩はあきれたかのように席を立った。
いなくなる、と思ったあたしがバカだった。
「付き合え」
そう耳元で囁かれて。
急激に身体中が熱くなっていくのを感じた。
声も出せず、そのまま固まってしまう。
先輩は席に戻り、コーヒーを一口。