また あした


・・・・・・・・・・・・。

え、え?

今なんて?

聞こえなかったんだけど?

っていうか、もう一生聞きたくないんだけど?!



き、聞き間違いだよね、うん。

きっとそうだ!絶対そうだ!

よし。

「は、はい?」



「お前聞こえてただろう?」





「・・・・・・」



あたしが黙り込むと、先輩はあきれたかのように席を立った。

いなくなる、と思ったあたしがバカだった。


「付き合え」


そう耳元で囁かれて。


急激に身体中が熱くなっていくのを感じた。

声も出せず、そのまま固まってしまう。


先輩は席に戻り、コーヒーを一口。







< 37 / 82 >

この作品をシェア

pagetop