また あした



あたしは指定の机の上にかばんを置いて、音楽準備室にあるギターを手に取った。





大きく行きを吸って、心を落ち着かせる。



そして、右手をジャカジャカと動かした。



.........あの、美波?


そんなに近いと、弾きづらいんだけど?


ま、まぁいいか。










どれくらい時間がたったのだろう。


部室にはもう部員は集まっていた。




「そろそろ部活はじめよか?」


「え~。 私まだ美愛の弾いてるところ見たいー」


「また今度ね」



そう笑顔で返した。



美波は一瞬とても悲しそうな顔になったのは気のせいかな?
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