また あした


「美愛」

いきなりかけられた声に驚いて、体がビクッっとなった。


「なんかあったのか?」


......?!



なんでわかったの…?


「なんも、ないよ?」



いつもどおり、あたしはいつもどおりなんだ。

そう言い聞かせた。












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