また あした
買い物を済ませ、家に帰る。
なにもなくてよかった、と内心ほっとしているあたし。
それから、もう先輩と会えなくなるんだ、という切なさというかなんというか。
ん?先輩?
急に足を止めた先輩。
先輩の家のまえで。
「なぁ」
「は、はぃ?」
急にどうしたのかわからなくて首をかしげるあたし。
「どうせ暇だろ?俺んち来ねぇ?」
「はぁ?!」
突然のことでびっくりした。
い、嫌ではないけど男の人の家ってのが...。
「んーーー...」とうなっていると、ドアを開けて先輩が口を開いた。
「ほらはいれよ」
決定事項なんですね。