また あした
戻ってきた先輩の手には、綾鷹がはいったコップとおてふき。
それを机の上に置き、あたしの横に座る。
「なんも...ないですね」
「あ?」
え?!
なんでそんなに機嫌悪いんですか、先輩。
あたし何かしましたか、先輩。
なにか言ってくださいよ、先輩。
「なんか、テレビとかパソコンとか置かないんですか?」
「そんなもの必要ないだろ」
え、いらないの?
必要ないの?
あたしの部屋にもそんなものないけど。
「そう、ですね...」