また あした



戻ってきた先輩の手には、綾鷹がはいったコップとおてふき。


それを机の上に置き、あたしの横に座る。



「なんも...ないですね」


「あ?」


え?!

なんでそんなに機嫌悪いんですか、先輩。

あたし何かしましたか、先輩。

なにか言ってくださいよ、先輩。


「なんか、テレビとかパソコンとか置かないんですか?」


「そんなもの必要ないだろ」


え、いらないの?

必要ないの?


あたしの部屋にもそんなものないけど。

「そう、ですね...」





























< 72 / 82 >

この作品をシェア

pagetop