また あした
あれからずいぶんと時間がたった。
4時39分
泣き疲れて寝てしまってたんだ。
重い体を起こし「ハァ―」と、ため息をつく。
ふと、顔を上げると文字の書いた紙があった。
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美愛
リビングに入ってすぐ右の部屋にいるから
落ち着いたらそこに来い
いやなら帰ってもいいから
紅優我
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たったそれだけの文だった。
それだけなのに、とても嬉しかった。
あたしは自然と笑みをこぼしていた。