また あした


この声、あたしの好きな声。

先輩の声。

先輩は心配そうに顔をのぞき込んでくる



会いたかった。


急に会いたくなった。


先輩に触れたくて、思わず抱きついてしまうあたし。

戸惑う先輩。


先輩の胸元に顔をうずくめると、先輩はあたしの背中に手をまわした。


そして、そっと耳元で「美愛を離さない」
、そう囁いた。

















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