初恋〜2つの恋物語〜【完】
お昼になり、お弁当を食べる。
「もうすぐ、地区大会だね。見に行く?」
私は千紗に聞く。
「ううん。行かない。」
「何で?最後だよ?今年で。」
「私が行っても迷惑なだけだよ。だってもとから陸斗は私のことなんか好きじゃ「違うっ!!陸斗は千紗のこと愛してた。ちゃんと好きだった。」」
「じゃあ何で?何で別れたの?」
「それは言えない。でもあいつなりの考えがある。だからもう少し待ってあげて。お願い。」
そういう私に千紗は渋々うなづいた。