スキというキモチのカタチ。
色々なキモチ・このは。
想いが通じ合って。
欲しいと強請られて休みの間中、彬に愛されて。
月曜日。
出勤する時はいつもと変わらない朝で。
電車の中でこのはを守る腕がいつもより近くて。
何も話さなくても通じ合っている安心感があった。
一駅先に降りるこのはを心配して彬が同じ駅で下車してきた。
「彬ちゃん、大丈夫だよ。遅刻しちゃうから、乗って。」
そう言うのになかなか離してくれない。
「わかってるよ。
ちょっと充電したかっただけ。」
そう言うと、軽く唇を触れ合わせ発車する電車に飛び乗る。
「あ…彬ちゃん⁈」
恥ずかしい‼恥ずかしすぎる!
ヒラヒラと手を振る彬が電車と共に行ってしまうと、途端に周りの目が気になり始めた。
(急いで行こう‼)
走り出そうとしたこのはを誰かの手が止める。
「みーたーわーよー!」
振り向いたそこには、ニヤニヤと笑う美来が居た。
「詳しく話しなさいよー!
あたしには聞く権利があるんだから!」
このはは小さい体を更に小さくする羽目になったのだった。
欲しいと強請られて休みの間中、彬に愛されて。
月曜日。
出勤する時はいつもと変わらない朝で。
電車の中でこのはを守る腕がいつもより近くて。
何も話さなくても通じ合っている安心感があった。
一駅先に降りるこのはを心配して彬が同じ駅で下車してきた。
「彬ちゃん、大丈夫だよ。遅刻しちゃうから、乗って。」
そう言うのになかなか離してくれない。
「わかってるよ。
ちょっと充電したかっただけ。」
そう言うと、軽く唇を触れ合わせ発車する電車に飛び乗る。
「あ…彬ちゃん⁈」
恥ずかしい‼恥ずかしすぎる!
ヒラヒラと手を振る彬が電車と共に行ってしまうと、途端に周りの目が気になり始めた。
(急いで行こう‼)
走り出そうとしたこのはを誰かの手が止める。
「みーたーわーよー!」
振り向いたそこには、ニヤニヤと笑う美来が居た。
「詳しく話しなさいよー!
あたしには聞く権利があるんだから!」
このはは小さい体を更に小さくする羽目になったのだった。