私はずっとあなたを愛しています。【完】
☆結果的に…
海斗side
俺には、
一ノ瀬蒼空
というめっちゃ可愛い彼女がいる。
さっきは今日は何の日か知らないと言ったけど
本当は覚えている。
ただのくだらない、照れ隠しである。
「んん…かい…とぉ…はっ…」
段々イラついてくる声。
蒼空に素直になれない俺は、イラついてて
名前も知らない女のキスを受け入れていた。
他の女とキスしているのは、
蒼空を嫉妬させるため。
好きって言うのも俺からで、
キスするのも俺からで、
蒼空はそこらへんにいる女たちよりも可愛いから男にモテていて、
俺は嫉妬ばっかしているのに、
蒼空は呑気に男に笑顔で話し掛けていて、
ムカついてそこらへんにいる女たちと仲良くして、
蒼空を嫉妬させようとした。
なのに嫉妬しないで、
また呑気に男と話していた。