約束を。



 なんなの?



 口の隙間からなにか暖かいものが入ってきた。



 『ちょっ… やめ…』



 雅は舌を入れてきた。



 雅の舌は私の口内をかき乱す。



 「だまれ…キスしにくい…」


 じゃあしないでよ!彼氏でもないのに…


 泣きそうになった。



 いいたかったけど口はふさがれている。



 もう酸欠に近い。


 『ふわぁ…ちょ…』


 
 私がいくら抗議しても止めようとしない。

 『ぷはぁ』


 はぁはぁ息を整える。


 ニヤリと笑いながら私の顔を見る。

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