約束を。


 ―この時私は忘れていた。




 ここに来るメンバー三人の条件を。



 残り一人が誰かと言うことを。




 
そして、



 ―ガチャ


 
理事長室のドアが開いた瞬間



―私は嫌な予感がしていた。 





 「遅れた」



 


 『え…』




 …さっきまでいっしょにいて、しゃべりたくないとまで思ったそいつと



 こんなに早く再会するなんて。




 
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