約束を。


 『はぁぁぁあ?!』

 
 いきなり朝っぱらから何なの?!
  
 日曜日だっていうのに朝いきなりたたき起こされて

 

 「早く顔洗ってご飯食べて着替えなさい♪」


 といわれていそいで準備してみると、いきなり


 ガシッ  ガシッ


 家のお母さんの専属ボディーガードの
(お父さんがつけてる。お母さんは美人だしね♪私はまだ世間に公表してないから大丈夫だろうってつけてない。武術も習ってるし!)
 
白服部隊―お母さんの何十人もいる中でもトップのボディーガードのこと―の三

人の男の人に腕を捕まれた。


「ゴー!♪」

 なんてことを隣で私の母親は言っている。

廊下を歩き、玄関まで来ると



「風音ちゃん♪少しお母さん用事があるから学校の通学路でもみてきたら?」


といわれた。

 って、ようするに『用事があるからどっかいっとけ』っていうことね~。



『はいはいっ』っていつものときみたいにうなずこうとした。


するといきなり―


『は―…うわぁぁ!』 ドサッ



 外に、投げ出された。
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