約束を。



  何秒か過ぎた後   ―またドアが開く。



 出てきたのは―


  友里がくっついてる私も知ってる男の子。



 友里はすごくぎゅーっとしがみついてる。凄い笑顔で。



 ?「こんにちは。ひさしぶり。初めましてもかな?


   この寮の今後三年間の管理人の仲要(なかよう) 廻(めぐる)です」



 『やっぱり。』



  その男の子の正体は仲要廻―友里の婚約者。



 『なんでここにいるの?』


 廻「ああ、親がここの管理人を探してて、今年友里が入るって聞いて、三年間だけって言って管理人にしてもらったんだ。俺も明日からここの学生。
 俺は三人のサポート役になるってことらしいよ。」



 『へぇ、凛さんって廻の家とも知り合いだったんだ。世界は広いなー』


 なんて何となく言ってみた。あまり意味はないけど。
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